NestJSのデメリット
前のページで、NestJSに関して様々なメリットや特徴を列挙しましたが、もちろんデメリットも存在します。
NestJSの主なデメリットは以下の通りです。
- Expressのような柔軟性がない。ディレクトリの構造がファイル単位で予め決まっているので、自由なアーキテクチャでの開発には向かない
- Rails、LaravelやDjangoと比較してユーザが少なく、情報量も少ない
- まだリリースされて月日が浅いので、日本語での情報が少ない。そのため、情報収集したり質問したりするときは英語を使う必要がある
- AngularやTypeScriptに慣れていれば習得はそこまで難しくないが、慣れていない場合は学習コストが多少かかる
- 設計思想が他のTypeScriptフレームワークとは一線を画し、非常に独特である
- 名前が類似しているのでNext.js(ReactベースのWebフレームワーク)やNuxt.js(VueベースのWebフレームワーク)と混同しやすく、Googleで検索するとNext.jsの記事がヒットすることがある(N〇〇〇.jsが多すぎる)
- 階層化を重ねるとディレクトリの構造が複雑になり、
Module
の依存関係を把握しづらくなる - デコレータの設定が煩雑
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